2021-09-14 キツリフネ(黄釣舟)という花 ツリフネソウという赤い花が細い枝でつられているようにみえる花は ご存じの方が多いのではないでしょうか? キツリフネはその親戚で、花が黄色をしています。ツリフネソウがかなり 湿った場所に自生するのに対し、キツリフネは湿った場所にも、林の中の やや暗い場所にも自生します。花の終わりにどちらの種類も種を周囲に まき散らします。キツリフネはもう少しすると、種を提供できそうです。
2021-09-13 オトコエシ 山野草の世界では秋の七草に含まれているオミナエシばかりが有名になってしまって オトコエシが意識されていません。オミナエシが女性版なら、オトコエシは男性版です。種には「翼」がついていて、ついてないオミナエシと比べ、風に飛ばされやすい です。さらに、オミナエシの子株は株元にしか生じませんが、オトコエシの子株は イチゴのランナーのようにつるが四方に伸びて、その先に子株ができます。 あちこちでかけて、ちょっかいを出す男の特徴を表しているようで、面白いです。 オトコエシ
2021-09-10 山野草種子の提供 山野草種子の提供をしますという記事が新聞に出たので、そろそろ 提供を始めます。今日早い申込みが1通だけきました。 種といっても、種類によって全然違うということをお見せするために こんなのを作ってみました。どれだけわかりますか? 右から縦に、ネジバナ(モジズリ)、カキツバタ、ハナショウブ、カワラナデシコ、 クガイソウ、チョウジソウ、オキナグサ、キンミズヒキ、シロヤマブキ です。 これらの中には量が少なくてお配りしないのもありますが、他のも加えて 数十種類から4,5種類ずつお送りするつもりです。種の播き方もこれから 紹介していきます。
2021-09-10 万葉の植物園 ブログは最近書き始めたので、まだ細かい点の要領がわかりません。写真をもう少し 小さくアップしたいのですが、それもわかりません。ご容赦を。 近くの中学校の校庭の一部に万葉の時代からある野草を植えさせて頂いてます。 最近園内の木の剪定業者が知らずにせっかく植えた草本をかなり刈られてしまいました。今日改めて言ってみると、それでもノカンゾウの花が咲き、別のところでは 実もできてました。また整備しなおしです。
2021-09-10 ミズアオイがどんどん咲いてます! ミズアオイという野草を知ってますか?水田雑草の部類ですが、全国の水田には コナギという背がせいぜい20cm程度で花が低く咲くので目立たない仲間しか 生えてません。ミズアオイが見られるのは一体何か所あるでしょうか? 昔ーーそれこそ万葉の時代ーーにはこのミズアオイはもっと、見られたと 思います。思うに、除草剤で駆逐されたのと、残ったとしても、草丈が 40~50cmになるので、農家に嫌われて抜かれてしまったのではないかと 思います。ただ、花は美しいです。秋以降に種をお配りしたいと思います。
2021-09-08 萩の花 オミナエシをアップしたばかりですが、ハギもまた秋の七草の 1つですね。万葉集などにも多数詠まれています。日本人が 好きなタイプの植物ではないでしょうか? 栽培は種から育てても簡単ですし、挿し木で育てることも できます。庭が広い方はぜひ露地植えするといいと思います。 鉢でも育てられますが、用土の乾燥によわく、よく枯らしてしまうことが あります。普通の赤花と白花をアップしました。
2021-09-05 カキツバタ カキツバタはアヤメやハナショウブの仲間で、湿地に自生する植物です。 伊勢物語などの古典にも登場していて、そのためか、愛知県の県花にも 指定されています。1日しか花が持たないのですが、次から次へと 咲くので、5,6月は自生地ですと沢山花が見られます。今日見た花は もう終わりごろのもので、あとどれだけみられるかわかりません。 種をお送りしたいと思いますので、ぜひ育ててみて頂きたい植物です。 湿地を好むので、バケツに土を入れて育てるという方法もあります。